官事務所の窓

4月23日

 異常気象で野菜の高騰が続いている。アイスランドの噴火による飛行機の欠航も各方面で被害甚大だった。こんなとき人間は自然の脅威の前に為すすべもない、小さな自然の一部であることを気付かされる。
山々に、人が通る小径も無いような斜面に小さな祠や鳥居を見つけることがある。そこは人と自然を結ぶところなのだろう。
山田洋二監督が「役者が自信満々の時は使えない。何か自信が無く、思い悩んでいるような時こそいい。」と言っている。人間も自然の前で自信満々でいるよりは、自然の前に頭を垂れている方が地球にとって使えるのかもしれない。