火傷・失明の危機を克服
官足法指導員 明戸その美(群馬県)
今年の1月末に、熱湯とオイルが混ざったものをシェイカーで混ぜていたところ、容器が爆発して顔の右半分と右目に火傷をしてしまいました。
激しい顔と目の痛みで、救急車を呼びました。夜だったこともあり目を診られる病院まで救急車で1時間。長く感じました。
『目を開けられますか?』
『これ見えますか?』の問いかけに、目は腫れあがって開けられない、救急隊員の方が指で開けてくれても何も見えない。今までに体験したことのない不安に襲われました。
病院での処置と検査の結果、角膜が剥がれていると。顔も右半分の皮膚が剥がれて、目の周りは、まつ毛がどこにあるのかわからないくらい、腫れあがり視力は戻らないかもしれないと言われ、急に降りかかってきた事態に半分冷静な判断が出来なくなっていたのか、アホなのか『治るかどうかは自分で決める!私の身体、治すのは私!!』と諦めなかったんです。諦めたらそこまで、諦めなければ治すためのエネルギーが湧いてくるはず!!そう思ったのです。
次の日は自宅で官足法のワークショップだったのですが、中止の連絡を回すのにも携帯の画面がよく見えずに、だったら来てもらおう!と眼帯とガーゼとマスクで顔を覆いワークショップを行いました。
みんなとウォークマットを踏んでいたら途中、あれ??なんか様子が違う!
その後グリグリ棒でまんべんなく、力強く、奥深く!押しました。みなさんが帰ってから恐る恐る眼帯を外したら、目が半分自力で開けられたんです!あまりの急激な変化にビックリしたのと、やっぱり官足法!!という感動で、その夜も1時間かけて押し続けました。そしたら次の朝、普通に目が開くじゃないですか!!
目が開いたら『やっぱり見えない』という事実を突きつけられましたが、落ち込みませんでした。
『私には官足法がある』という強い自信と、治そう!という強い気持ちがあったから。
それから、毎日、時間があればウォークマットに乗り、グリグリ棒で押しました。4日目に何故か足指の目の反射区の所がボロボロと皮が剥け、不思議だなと思っていたら、1週間経った頃に、なんと視力が少し戻ってきたんです。眼科でも、すごい回復力だね!と驚かれました。角膜の再生はすごくゆっくりだそうで、『時間がかかることですよ。』と言われていたので、これはやっぱり官足法のおかげ!そして意味の分からないポジティブさのおかげ!とお風呂の中でもグリグリ棒、時間があればウォークマット。
肌の再生には脳下垂体!と官事務所の水溜所長にアドバイスしていただき、親指も念入りに押しました。おかげで痕が残っちゃうかもしれないねと言われた顔の右側もどんどん痕が薄くなってきています。
火傷から3週間くらい経ってから、官事務所での勉強会に参加させていただき、その時に視神経の反射区を教えていただいたので、それからお風呂に入り毎日押し続けた結果、3月現在まだ完全ではありませんが、生活に支障がないくらいまで視力は回復しています。
右目と左目の視力の差のせいで、酷い肩こりに悩まされましたが、それも改善されました。今まで官足法で膀胱炎や胃炎、息子のアトピーを治してきましたが、今回は私だけでなく、お医者様がビックリするような体験でした。
本来、身体は治す力を持っている。官足法はその力を最大限活かせるよう後押ししてくれるのではないか。そんな気がします。
今回のこの怪我で、見えていて当たり前だった事が実はとてもありがたい幸せなことなんだと気づかされました。今、家族の笑顔を毎日見れることが幸せに思え、今ある事全てに感謝しています。
官事務所より 2019年11月現在明戸さんは台風19号の水害に見舞われた生徒さんたちが一日も早く元の生活に戻れるよう活動されています。